書名 茂吉を新しく読む
著者 間瀬 敬
発行所 不識書院
発行日 2021年12月27日
価格 本体3,000円+税
表紙の書名の横に、「古典と共に生きる歌人」 とある。
著者は若い時にドイツに住んでいて、日本人街で齋藤茂吉の歌集を買い、
それにドイツの歌があったので不思議な魅力に取りつかれたそうだ。
さらに、かつてフランスで親しんだ酒、パスティスの歌があり、その芳香が
脳裏によみがえり、しばらくして、その芳香を求めようとして、短歌の会
アララギに入会し、ドイツから投稿を続けた。
斎藤茂吉を「古典と共に生きる歌人」としてとらえた著者が、どんなふうに
その論を展開するのか、楽しみな評論だ。
秋の夜長に少しづつ時間を作り読んでみたい。