大好きな短歌

今日も大好きな短歌を楽しみましょう。頂いた歌集や歌書などを紹介します。

98 歌誌「響」2024年1月号

歌誌名  響(ひびき)2024年1月号  第28巻158号

主宰   綾部光芳先生

編集   宮森正美

発行日  2024年1月号 隔月発行

発行所  埼玉県秩父市

購読会員  半年分2500円

 

巻頭には、國學院大學名誉教授による連載「恋歌の熟するころー東国の相聞歌を読む(35回)」

また、若山牧水の書信(13)

綾部光芳の歌を読む(25)第4歌集『響』

などの連載が続いている。

短歌と共に、読み物もまた、読み応えのある会誌。

11月23日に、日本短歌雑誌連盟より優良歌誌賞を受賞した。

受賞当日の秋季定期大会には、120名もの参加者でにぎわった。

 

 

97 歌誌あるご 2024年1・2月号

 冊子名   歌誌 あるご 2024年1・2月号 第42巻 第463号

 発行・編集  藤岡武雄先生

 発行所    静岡県三島市内 あるご短歌会

 頒価     1000円

 

 静岡県三島市在住の藤岡武雄先生が主宰するあるご短歌会の隔月発行誌。

 今年11月23日、日本短歌雑誌連盟秋季定期大会にて、全国から3誌だけ選ばれた

 優良歌誌賞を受賞した。おめでとうございます。

 

 やはりコロナ禍で実に3年ぶりの大会開催だった。

 

 

 

96 風 日本歌人クラブ №217

冊子名   風 日本歌人クラブ 会報第217号

                2024年1月号

編集人   「風」編集委員会

発行所   日本歌人クラブ

発行日   令和6年1月1日

定価     500円

 

第17回全日本学生・ジュニア短歌大会選考経過報告が載っている。

2019年の第13回大会以後、コロナ禍にて一堂に会しての大会は控えていたために、今年10月の第17回で一堂に会して開催できた様子が載せられている。

また、2024年『現代万葉集』の応募についてお知らせがある。

 

 

 

95 現代万葉集2023年版 日本歌人クラブ

書名 日本歌人クラブアンソロジー2023年版

   現代万葉集

 

編者  日本歌人クラブ

発行所 短歌研究社

発行日 2023(令和5)年11月30日 第1刷

価格  本体 2727円+税

 

テーマ…(一人が同じテーマで3首提出し、それらを公平に掲載している)

春、夏、秋、冬、自然、動物、植物、

生活、仕事、

愛・恋・心、

世浪病死、

家族、

教育・スポーツ、

旅、

戦争、

社会・時事、

都市・風土

災害・環境・化学、

芸術・文化・宗教、

 

さてあなたならどんなテーマを選んで歌を詠むだろう

私は、 愛・恋・心  をテーマに選んだ。

 

 

94   相田みつを ザ・ベスト かんのん讃歌

書名    相田みつを ザ・ベスト かんのん讃歌

                  角川文庫17628

発行日   平成24年10月25日 初版

発行所   ㈱角川書店

発売元   ㈱角川グループパブリッシング

価格    本体552円+税

 

私のこの本はもうボロボロです。買ってから何年経ったでしょうか。

いつもパソコンの横に置いています。パソコンを長くして目が疲れて目薬を差すときに

この本を開いてしばらく休みます。

 

以前、相田みつを美術館が銀座にあった時、友の会の会員になりました。

それから、東京駅に近い国際フォーラムに移ってからも、友の会の催しには

毎回参加しました。閉館してからの時間の会は、毎回素敵なゲストを招いて感動を頂きました。帰りが遅くなって、田舎道はちょっと怖かったけれども。

相田みつをさんのご子息である館長さんは、とても笑顔の素敵な方です。そして、背の高いスラリと姿勢の良い方です。その高い背を腰からまげて、毎回深いお辞儀をされるのです。真似しようと思っても、できないほど深くて丁寧なお辞儀なのです。

コロナ禍や、無観客での東京オリンピックがあったりして、お休みが続きました。

そんな時でも、友の会の会員あてに館長さんからお誕生祝カードが届きました。

有難いですね。この頃思うのですが、頂くばかりでなくて何かで館長さんのお誕生日が分かったらバースデイカードを差し上げたいなといつも思っていました。思うばかりで実行できなかったのが情けない。これからだって、その気になればできるかも。

 

相田みつを美術館は随分前に再開しましたけれど、残念ながら友の会は解散されました。この本は短歌の本ではないけれど、相田みつを氏は短歌も詠みました。

心に染みる短歌です。

あんまりその本を熱心に見ていると、なんだか意識せぬうちに真似たような同じような心境の短歌を作ってしまいそうです。もちろん相田氏の足元にも及ばない未熟な短歌だけれども。

ぜひ、この小さな本をお手元に置くことをお勧めします。

毎年、お友達の分と一緒に相田みつを美術館の新年のカレンダーを買います。

何年も会ってないお友達だけれども、カレンダーという共通のものがあって嬉しいことです。

 

 

日本短歌雑誌連盟秋季定期大会にて響誌が優良歌誌賞受賞

11月23日、日本短歌雑誌連盟秋季定期大会が3年ぶりで開催された。

以前の会場であった中野サンプラザは老朽化にて取り壊されて、新築がなるのはまだ先のことなので、今年の会場は麹町の「ホテル ルポール麹町」となった。

新型コロナウイルス感染予防にて、世の中は大きく変貌した。御多分に漏れず、この会も感染予防のためにやむなく中止していたが、いよいよ今年は開催された。

受付に、参加各結社の歌誌がおかれて、自由に閲覧あるいはお持ち帰りができた。私の所属する響短歌会の「響」誌もおかれて、手に取ってみてくださる方やお持ち帰りなさる方々もいて、嬉しかった。

この日を待ちかねていた短歌の愛好家たちは、実に120名もの参加者となった。

この日は優良歌誌賞を受賞したのは、長崎県の「あすなろ」、静岡県の「あるご」、埼玉県の「響」の3誌だった。いずれもが長い研鑽の歴史を積み重ねてきた会誌であり、表彰式での各主宰者のご挨拶にもその重みが感じられた。「あすなろ」は代理の方の出席であった。

「令和」という新年号になってから今年は5年目、昨年あたりから短歌ブームと言われて若者にも爆発天気人気の短歌である。こういう現象が現れたのは、単にコロナ化で外出自粛していたためばかりではなく、こういうふうに長い間地道に短歌を広めてきた各誌の力も大きいことかと思っている。

 

 

 

 

 

93 藤岡武雄短歌選集

書名   藤岡武雄短歌選集

著者   藤岡武雄

発行所  あるご短歌会

発行日  令和5年11月10日

頒価   3000円

 

著者の藤岡武雄氏は大正15年(1926)生まれ、現在満97歳。

お父上、江原青鳥氏の指導により14歳から作歌を始め、筆名江原文鳥にて佐々木幸綱主宰の「心の花」に入会し、昭和37年までその筆名で活動した。

この著書は、第1歌集から第12歌集迄の自選歌に、第13歌集『天命』を加えた自選歌集で、加えてエッセイ・作詞・歌碑・その他も含まれている。

幾つもの時代を乗り越えて今なお現役で「あるご短歌会」を率いておられる。

人と人のご縁を感じつつ、昨日から読み進めている。